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 その13 日本の倫理観

倫理はその時代の社会体制に強く影響を受けます。又ここでの社会体制とは、大きく三つを意味します。社会主義、資本主義、そして民主主義です。社会主義は愚か者の味方。一生懸命働いても全然働かなくても貰う給料は皆同じ。だから密告が流行るのでしょう。一日中ウオッカをあおっている人もいるし。資本主義は金持ちの味方。富める者は益々富み、貧しいものは益々貧しくなって行く、言わば資金万能の世界です。そして民主主義は凡人の味方。日本は言うまでも無く民主主義の国です。世の中には、そんなにいい人もいないし悪い人もいない。普通の人が大半です。ですから民主主義とは、それが正しいか否かに関わりなく、最大多数の最大幸福を目指す多数決の社会ですから、あまり真面目になり過ぎると逆に損をする事を、薄々分かっているわけです。つまり日本という国は、凡人が一番徳をする国であるわけです。
終戦直後、闇米(やみごめ)を食べずに餓死した裁判官がいたそうですが、これなどは ”真面目な者が馬鹿を見る” 典型的な例でしょう。”少々悪いぐらいが一番良い。長いものにはまかれろ。”それが今の日本の倫理観です。


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