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その19 学生の活字離れ
”初めに言葉ありき”聖書の有名な言葉です。それはさておき言葉というのも最も人間を洗脳し易い道具の一つでしょう。なぜなら場合によっては人を殺す事も出来るからです。今の学生は情報を処理する能力が著しく劣っていますから、正しい部分と間違っている部分を区別することが出来ないままに、書いてある全ての事を鵜呑みにし、一から十までそっくりそのまま丸暗記しようと試みます。結果、偏差値の高い大学生に頭のおかしくなる人が出るわけですが、裏を返せば逆に生真面目過ぎるというか、書いてある事を完璧に実行に移さなければ気が済まなくなるのでしょう。その内、本能的に活字を読む事に恐怖感を抱き始め、それが学生の活字離れへと進むのです。
その点、今の若い人は、イメージやインスピレーションに優れているところがあります。よく芸能人が書いた本がベストセラーになる事がありますが、何となく私にも分かる様な気がするのです。宗教の本とか読んでると、知らず知らずの内に疑いを持つ事に対して罪悪感を抱いてしまい、後で人から後ろ指を指されても、間違っていると分かっているにも関わらず、益々頑(かたく)なになってしまうのです。信じていればいるほど自分が洗脳されている事実を認めたくなくなるというか・・・。一方、芸能人が書いた本は、著者自身尊敬する事を全く強要しないので、気軽に入れる面があります。若い世代の人達が、それらを読んで後で間違いだと気付いても、”やっぱ、コイツ、馬鹿だぜ。” とか言って、後で幾らでも自分に言い逃れをする事が出来るからです。常に逃げ道を残している訳です。そういうのが今の若い人に受ける最大の理由と言えるでしょう。
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