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その22 男子学生の問題ある性
男子学生の問題ある性は、常に父拒否、父嫌悪、父無視と結び付いています。父への同一化の障害を強く影響された場合に起きる事があるようです。父拒否、父への反抗が、逆に男性的自立を促した人々はそれなりに男らしく生きているわけですが、幼児期から構造深く埋め込まれた父嫌悪、父拒否のタイプは、未熟さと男性同一性の歪みを持ち、女々しく、情けない印象が目立ちます。そのための欲求不満や、劣等感や、その時々の不安を逃れるのに女性に依存し、「性」に依存します。未熟さと甘えが強く、女子の場合と違って経済的に自立したりするものは少なく、父を拒否しながら、母を通じて、ほとんど仕送りに頼っているのが現状です。
○パターンの分類
(1)母癒着を背景に、未熟さが目につく。子供を狙ったり、中学生ばかり追ったり、妹とインセスト(近親相姦)の「真似ごと」をしたり、自分もいつまでも中高校生風で、おかっぱ頭をしたりしている事がある。強く出たりする相手や、先方の親が出てくると崩れてしまう。トラブルや事件になると、母親が出て来て「お金を払えばいいでしょ」と言ったりする。
(2)女性依存タイプ。父拒否、母と癒着。父母間に敵意あり。家は母支配のムード。何かというと父は無視される。歪んだ家族の場合が少なくない。母は息子の事であれば、何かとすぐ下宿に来たり、何カ月も同居したりする。試験とか、挫折場面とかで、母の代理者としての女性を求める。そして愛撫されるようなSEXで落ち着く。女性を転々しやすい。スチューデント・アパシーもしばしばこれに含まれる。不安状況で女子学生に付き合ってくれと、「性」を哀願する態度をとったりする。女子学生に慰められると涙ぐんで、それで落ち着く事もある。また、取り残される不安から試験を無理に志向する時、激しい「試験恐怖」に直面し、その不安の消化にSEXを使う。
(3)歪んだ家族タイプだが、母もゆとりなく、愛情不足気味。母に両価的になってゆき、母からの離脱を図り始める。その受け皿に女性を求め、歪みが強い。父への敵意は強く、父に暴行したりする。脱家族を急ぎたがり、女性の方に押しかけたり、経済的にも女性に依存することが多い。
抜粋:「キャンパスの症状群」 弘文堂 1300円 山田 和夫 著
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