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 その6 学習形態について

学習形態の一本化にも問題があると言えるでしょう。いい大学へ行き、いい会社へ入る。このエリートコースから外れた者には、敗北者としてのレッテルを貼られてしまう事になるのです。高校では中学卒業者全員が入学出来るだけの定員を揃えている様ですが、必ずしも高校に行く事だけがベストだとは言えません。例えば寿司職人になる為に、敢えて自分の意志で高校を退学し、独立を目指して見習に入る人もいるし、或いは社会で通用するだけの実力を養う為に、高校を卒業した後、アルバイトに専念し、それから大学に通うという手もあるし、いったんは就職したのですが、何か物足りなさを感じて、より高い職をめざして大学を受け直す人もいます。これらはこれらで、また利口な生き方と言えるでしょう。当然、医者や学者を目指すと言う明確な目的があるならば、むろんストレートで合格するのが、一番良いに越したことはありません。つまり、一番効率的な生き方とは、人それぞれで違うという事です。一番いけないのは、ただ親の言うがままに適当な高校へ行って、適当な大学へ入って、遊び放題遊んだ挙げ句、中退する人がいますが、この人達は、一体何を考えて大学にまで来たのでしょうか。初めから来ない方が、まだましだったのではないかと、私などは思ってしまうわけです。典型的な人生の無駄使いと言えるでしょう。
本当のエリートとは自分で自分の道を切り開いて成功を掴んだ人のことを言うのであって、世間でよく言うエリートとは、本当の意味でのエリートではありません。敢えて言うなら、たまたま育った環境が良かっただけの、ラッキーな人と言ったところでしょう。結局、詰まる所大学を、18才から22才まで通うだけの閉鎖的な機関にしないで、もっと幅広い年齢層、職業の人々を受け入れることのできる、開かれた場所にすべきです。人生は死ぬまで生涯学習なのですから。


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