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その3 企業のモラル
先のバブル期における日本企業の対外進出には、凄まじいものがありました。アメリカの不動産は買い漁り、ドル・ポンド・マルクなどへの大規模な投機など、それはまるでお祭り騒ぎでした。電話一本で、あちらからこちら、やれ10億売った、100億買った、それはビジネスですから悪いとは言いませんが、何かこう、経済感覚が麻痺しては来なかったでしょうか。普段汗水流して働いている人からして見れば、まるでテレビゲームでもしてるかの如くに写った事でしょう。あの時儲けた人達は、永いあいだ日の当たらなかった伏兵に、コツコツ投資をしてきた人達だけで、ブームの最中、栄華を誇る盛りの企業に莫大な投資をしたところで、後は衰えて行くだけの話しです。日本の諺に”咲き誇る花は、散るからこそに美しい”と言う諺がありますが、眠れる獅子の何たるかも分からない者に、投資の真の意味さえも理解することは出来ないでしょう。そもそもゲームというのはルールがあってこそ成り立つものです。日本とアメリカでマネーゲームをするのも結構ですが、資源を浪費しないなど、最低限のルールだけは守って貰いたいものです。ひょっとすると世界中の中で日本とアメリカが一番バカなのかもしれません。
とは言うものの、奇麗ごとばかり言う企業が先に潰れてしまうというのも事実ではあります。実際、環境問題を考慮してリサイクル商品を取り入れたとしても、新しく造るより、逆にコストが掛かって値段が高くて売れないわけです。市場システムの典型的な欠陥の一つと言えるでしょう。国が介入してリサイクルを義務付けるとか、補助金を出すとかしない限り、問題の解決は図れません。ルール違反といえば思い出すのが佐川急便です。なぜかと言うと、あそこは大変、死亡事故の多い会社だったからです。一体、何人殺したのでしょうか。今はそうでもないらしいのですが、昔はドライバーは16時間労働で、薬を打って運転していたそうです。これは人から聞いた話しなのですが、狭い袋小路をトラックで、バックしながら入る途中、左のバックミラーに、トラックの後ろに回り込む老女が写っていたのですが、しばらくすれば、また右のバックミラーから出てくるのが写るだろうと思って、そのままバックを続けていました。出てきません。嫌な予感がして、後ろに回ってみると、もうグチャグチャになってて、眼球が排水溝の金網に引っ掛かっていたそうです。(自分は佐川急便で仕分けのバイトをしていたので、内情には結構、詳しいのです。私に荷物を投げつけた社員の方、有り難う。あなたのおかげで私はこの文章を書く気になれたのです。)驚嘆すべきは、その後の迅速な事故処理です。処理の専門のスタッフがいるのですが、こういうのをアメリカでは、”アンビュランス チェイサー”と呼ぶのを御存知でしたでしょうか。まず最初に裁判での提示価格よりも遥かに多額の即金で示談にもち込みます。それが駄目なら泣き落し。最後の手段がヤクザです。ある日突然、トラックが突っ込んでくるわけです。
余談になりますが、ヤクザのボスって、私はてっきり、みんなで一斉にボカスカ殴り合いをして、最後に勝った奴がなるのかと思ってました。だってそうでしょう。暴力団とか言うぐらいですから、
ウッ!ハッ! とか、ウッ、ハッ、ウハウハ、ウッ、ハッハー! とか、ウリャリャリャリャー!
とか言いながら、お互い殴り合ったりするのではないでしょうか? もともと佐○清会長は、現場上がりのたたき上げの苦労人ですから、とにかく物凄く強引な営業をしてきております。本来ならば警察としても黙っておくわけにはいかなかったのでしょうが、どうも上から圧力があったみたいです。因みに昔はトラックは、どんなに悪い事をしても、絶対捕まる事はなかったのですが、今は結構、捕まってるみたいです。以前、トラックが 100km以上のスピードでぶっ飛ばしている一般道の左端で、35kmぐらいで走っている原付の後ろをパトカーがむきになって追いかけ廻すその様を見た時は、思わず唖然としてしまいました。会長は色々な政治団体に多額の献金をしていましたから、警察の上層部とも多少なりとも繋がりがあったのかもしれません。後で佐川問題がマスコミに取り上げられた時、結局会長は逮捕されませんでしたが、それだけ叩けばホコリの出る政治家も結構多いはずです。なんだかんだ言っても、彼のやったことは、日本経済の発展に多大な貢献をしたことになるわけですから・・・。しかし、どんなにちっぽけな人間にも、、五分の魂はあるのです。”剣を振るう者は、剣によって滅びる”事も、忘れないで頂きたいと思います.
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