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当世時事辛口批評17
(2001年12月〜2002年5月末)






● 岩田 公雄さん、お元気ですか。

彼らフリーメーソンが、統一計画の過程において、日本の官僚を利用して、一儲けしているこれら一連のカラクリは、前のトピック で述べてきた。また世界中の人々が、疑念を抱いていくに連れ、それら取引工場を、中国に移転し始めた事も、既に私は書いてきた。 それ故、多くの労働者が仕事に溢れている昨今、中・米間の中継ぎ役を担ってる、商社の社員や政府の高官達のみが、高層ビルの最 上階で、分厚いステーキを貪(むさぼ)り食らう、摩訶不思議な現象が、今の日本で見受けられているのだが、先のASEAN諸国 会議における、米・中間の結束や、更には中国・台湾のWTO加盟により、それら社員や官僚の、存在意義はもはや無い。とは言え、 中国は道理や面子(メンツ)を大変、重んじる国であり、西側諸国と腹の探り合いをしている部分も案外多く、明らかに人道に反し ていると思えるものや、武器に転用されると見られるものは、それらを日本にまわす様、うまく我々を利用するに違いない。

そこで必要になるのが大陸と強いコネを持つ人物で、真紀子大臣が選ばれたのもこの為であるのだが、先のミサイル防衛構想の件に おき、日本の外務省の官僚が、それらをメディアを漏らした事が、メーソン幹部の怒りを煽(あお)り、彼らの日本離れに拍車を掛 けてきた事も、既に私は説いて来た。言わば日本のメディアの無礼で無思慮な一人歩きし始めた欲望が、彼らメーソンの手に負えな くなるほど、肥大化してきているのである。もしあの同時多発テロがなかったならば、米・中の直接交渉に伴って、ホワイトハウス の使い走りをして来た官僚は、そのまま自然に消滅し、日本は中国の顔色を、ビクビクしながら覗(うかが)って、細々暮して行く ことになるのだろうが、神はそれすら許しはしない。なぜなら彼等らはテロの攻撃を受けて以来、些細な企みを日本に仕掛けてきた からだ。

つまり、今の外務省の官僚は、以前おかした失敗を、回復しようと躍起(やっき)になっているところである。そこで彼らメーソン は、真紀子大臣をメディアを使って吊るし上げる事が出来たなら、今一度取り計らいを考え直してやらないこともないなどと、官僚 達にコッソリ耳打ちしたに違いない。つまり対中外交の要(かなめ)と言える、彼女を叩き潰させたその上で、日本を孤立させよう と、密かに狙っているのである。一度は影を潜めた対抗勢力の面々が、橋本派を筆頭に、力を盛り返して来ている現状も、それに呼 応したものと思われる。しかしそんな嫌がらせをしようとも、それが直接アメリカに、何かしらの利益をもたらす事は無いのだが、 彼らがテロから攻撃されたそのわけは、日本人が余計な事を喋ったからだと逆恨みをしているわけだから、それだけ日本人が苦しめ ば、彼らの慰(なぐさ)めにはなるだろう。

それを裏付ける理由が一つある。メディアへの情報漏洩をきっかけに、アメリカは日本を無視する姿勢をして来たのだが、同時多発 テロ以降、それらの態度を翻(ひるがえ)し、日本に無理難題を課してきた。その一つが国旗を掲げてイージス艦を派遣しろという ことだ。その目的は大きく分けて三つある。
まず一つ目は、日本の艦船にインド洋沖の空母を護衛させることにより、中東で展開している戦力の一部をアメリカ本土の護衛に回 すことが出来る。
二つ目は、もしアメリカが日本との取り引きから手を引けば、当然アメリカの後ろ盾のもとで日本に石油を売ってきた、中東諸国の 国々も、日本に石油を売ることを、敬遠する様になるだろう。となれば独自にアラブ諸国と直接交渉を取り付ける、必要性があるの だが、日本が国旗を掲げてアメリカ空母を護衛した事実がある以上、かれらも日本を警戒するようになるだろう。となればアラブ諸 国の国からも、親米路線の国からも、どちらからも相手にされない総スカン状態になるわけで、日本を苦しめるのには実に都合の良 い事なのだ。つまるところ美味(おい)しいとこだけ付け狙う、寄らば大樹の陰的な、日本の優柔不断さに、世界の国の人々が、信 用を置かなくなったのである。
三つ目は、将来における対日攻略の過程に際し、日本の技術力がどの程度のものなのか、前もって見定めておこうというのだろう。 物資においては圧倒的優位を誇るアメリカも、こと兵器の技術力に関しては、日本に一目おいているのである。
こうして、かくの如くに彼らの思惑は見事に決まり、一度は収まり掛けた真紀子バッシングを呼び覚まし、メディアを使って彼女を 潰す事が出来たわけだが、無論、それらはあなた方の損失になることは言うまでも無い。ここにおいてメディアはあなた方を苦しめ る、一つの元凶を生み出した。

更にメディアは私を愚弄した故に、私はメディアの収入源となるべき既存企業の息の根に、最後の引導を手渡した。当然、それらは 必然的に、あなた方の雇用に多大な影響を与えることになるだろう。つまりあなた方は自分達を苦しめる、二つの元凶を生み出した 当の張本人であるマスコミに、拍手をもって誉めそやし、彼らに高い広告宣伝料を支払っているのである。とは言え、お金を払うの はあくまであなた方であるわけだから、それを私がとやかく言うことは無いのだが、遭えて私から言わせれば、世の中とんでもない 物好きなお人好しがいるもんだな、というのが私の率直な感想である。何にせよ、取材に好意的な者だけ賛美して、そうでなければ 人権を無視して誹謗する、今の日本のマスコミは、報道における公平性と、メディア本来の役割を、既に終えたと言って良いだろう。 (そう言えば、奥田映二の婦女暴行の事件に際し、和津婦人がテレビで茶の間のご機嫌取りをして以来、ピタリと報道が止まったが、 結局、あれはどうなったのだろう。)

ところで民主党の各々方よ。先の国会において机を叩きつけながら、真紀子大臣を罵声していたあのバカは、一体、どこのどなたで あろうか。恐らく外務省の幹部から、何かの利権を見返りに、姑息な取り引きを求められているのだろうが、民主党の支持層は、若 い世代の主婦なのだから、それらを秤(はかり)に掛けた時、はるかに大きな損失になることは、誰が見ても明らかな事だと思うの だが。まあ、私は民主党がどうなろうが、私の知った事では無いわけだから、彼らが何をしようが、それは彼らの勝手である。思う ようにすれば良い。しかし、それにしても、私はテッキリ日本の外務省の官僚は、自民党ベッタリだと思い込んでいたのだが、案外、 裏では、民主党とも強いパイプがある事が、この一件を通して認識出来た。日本の重厚長大産業が崩壊し、自民党が用無しになった 後を見据えた上で、今の内に民主党ともコネを取り付けておこうというのだろう。いやはや、これはまた用意周到なことである。何 にせよ、先の国会において民主党の議員がヤクザ紛(まが)いに机を叩いて脅(おど)しはかけるは、彼女がメディアの事を言及し ようとすると直ぐ、示し合わせた如くに議長が割って入って水を注(さ)す、挙句の果てには総理も丸め込む有様で、これでは議論 もクソもヘッタクレもない、今の国会のハチャメチャ滅茶苦茶ぶりな様相は、もはや飽きれてものも言えないのを通り越し、あまり の馬鹿馬鹿しさに笑いをこぼした人も多いだろう。当に日本の議会政治の終焉を見た思いである。

ところで読売テレビの解説委員、岩田公雄氏よ。貴殿は以前、真紀子大臣を更迭すべきそのわけを、テレビで以下の様に述べていた。
まず一つ目は同時多発テロが起きた後、真紀子大臣はこれと言って何もせず、職務を全うしていないと言っていた。そもそも真紀子 大臣は対中外交の要として投入されたものであり、テロに関してあれこれ余計な荷を負わせ、対中外交に支障をきたしてはいけない という、上からの思慮深い配慮なのである。更に今の経済不況の原因は、日本のアメリカに対する盲目追随路線が招いたものである わけだから、本来責められるべき人物は、それらを強力に推(お)して来た、中曽根康弘や宮沢喜一、そしてその使い走りである亀 井静香(笑)であるわけで、それに関して真紀子大臣を責め立てるという事は、今の土木事業に非があると、扇千影大臣を責めるの と、全く同じ事なのである。
次に二つ目であるが、貴殿は彼女がイランの大使を迎えた際、30分遅れた事を取り上げて、大変失礼なことだと言い、それは国益 に反することだと言っていた。しかしよくよく考えて頂きたい。そもそもイランは、反米寄りの路線を走る、強大な石油の原産国で、 尚且つイランと中国は、ある程度国交の通じた国なのだ。裏を返せば貴殿のようなメーソン盲者が声を荒げてテレビで中傷する様な、 対極的な人物が、未だ日本に存在し、あらゆる人が自由に意見を述べれるような、自浄作用が日本に残っていると世界の人が思った からこそ、イランの大使が日本に来てくれたわけだから、これは国益に反するどころか、彼女は当に国益に大いに貢献している事に なるのである。
三つ目は自分の省の官僚と、協調出来ない大臣は、まさに大臣たる資格は無いと貴殿はテレビで述べていた。しかしメディアは外務 省全体が、真紀子大臣を敵に回しているかの如くに仕立てているが、本来、外務省は対米組と対中組とに分けられる。これまでアメ リカと中国は、経済面では強い結び付きを示していたが、政治的な関係は弱かった。それがASEAN会議をきっかけに、両者が直 接交渉に入った以上、中継ぎ役の対米組が、御役御免になる事は、至極当然な事なのだ。世界情勢が目まぐるしく変化する昨今、外 務省の組織構成に変化を求められるその事も、必然的なことであり、今の外務省のゴタゴタは、いわゆる新旧の世代交代の証そのも のなのである。その上、貴殿の理想とする様な事勿れ主義の上役は、企業の安定期に必要とされる人物で、今の時代に最も必要とさ れる人材は、既存のシステムにとらわれない、革新的な人物なのだ。そもそも今の経済不況の原因は、ステレオタイプを多用し過ぎ たためであり、貴殿の述べている事は、当に時代錯誤と思われる。
以上三つの理由から鑑(かんが)みて、岩田氏の発言そのものが、当に国益に反していると、ハッキリ明言出来るだろう。

ところで岩田公雄氏よ。私は貴殿に一つ聞いておきたい事がある。私は以前、民放に警告文を出した際、(詳しくは辛口批評2「サ ッチー騒動」をご覧頂きたい。) 貴殿はそれを、”送り付けて来た” などと言ってたが、あれは一体どういう意味であろうか。普 通であれば、私に事前に連絡し、幾らかなりとも著作権料を支払うというのが、社会人としての常識だろう。にも関わらず、人のア イディアを勝手に横取りしておきながら、ヘリコで嫌がらせをしてみたり、”送り付けて来た”などと言う事は、明らかに社会正義 に反しているとは言えまいか。また、最近、ウイルス付きのメールが時々送信されて来るのだが、これもあなた方の仕業であろうか。

最後にもう一つだけ言っておこう。前にもお話しした通り、私は自分の生業(なりわい)を、ソフト事業とする故に、誰の利権にも 縛られない。なぜならソフト製品の開発は、僅かな資金で世界中の人々と、取り引き出来るからである。故に私は真紀子大臣を擁護 するつもりは全然無いし、官僚をおとしめるつもりも一切無い。権力があろうが無かろうが、財があろうが無かろうが、正しい事は 正しいと言い、間違っているものは間違っていると私は言う。一方、地上電波のテレビの場合、情報発信に多大なコストが掛かるゆ え、利権を得ること無くしては、生きて行くことは不可能なのだ。この様なことからも、メディアが官僚寄りになることは、至極当 然と言えるだろう。それに反してソフトとネットビジネスは、誰にも頼らぬ独立志向の人々に、大きな力となるに違いない。故に岩 田氏よ。もし貴殿がこれ以上、外務大臣を攻撃するようであるならば、私が直接貴殿のお相手をすることになるだろうが、如何だろ うが。勿論その決着はどちらかが息絶えるまで続くことになるだろう。

ところで今まで散々、私を苦しめて来た人々よ。あなた方はいずれ私があなた方の上に立ち、あなた方の造った橋や工場を利用して、 あなた方を働かせ、利益を上げると勘違いしているのではなかろうか。そして惨(みじ)めな自分を想像し、私が伸びないように押 さえ付け、私を今の内に痛め付け、いずれ仲間内で ”アイツ、昔、いじめられっ子だったんだぜ。” などと呟(つぶや)き合って、 心の慰(なぐさ)めにしようとしているのではなかろうか。それなら全く問題無い。なぜなら世界経済全体が、重工業から情報産業 に移行して、あなた方が造った橋やビルなどの建造物は、もはや何の役にも立たないからだ。私はネットを通じて直接海外に仕事を 頼み、ネットを通じて直接海外に売りさばく。故に私はあなた方の上に立ち、職を提供することは全く無いし、あなた方に私のソフ トで遊んでもらうことも未来永劫(みらいえいごう)無いだろう。もっと端的に言うならば、あなた方が一人残らず死に絶えようが、 私には全く関係の無いことなのである。もしも社会構造が、永遠不変のものならば、人を蹴落とし罠にはめ、或いは時にはイジメを 使い、運良く社長の椅子を奪えたならば、それが一番手っ取り早いに違いない。しかし残念である。やがてそれらの企業は衰退し、 あなた方は傾きかけた会社を支え、団塊の世代の企業年金さへも稼ぎ出さなければならないからだ。故に私は既存企業の後を継ぎ、 あなた方を導くつもりはこれっぽっちも無いのである。無論、私にそう仕向けたのは、あなた方自身に他ならない。

しかし勘違いしてはならない。私は確かにあなた方の上に立ち、あなた方を働かせることは全く無いと先ほど言った。しかし何もし ないと言っているわけでは無い。つまりやられた分はやり返すと言っているのである。それは過ぎることも無ければ及ばざることも 無い。そっくりそのままやられた分だけやり返す。あなた方が私の邪魔をしたように、私はあなた方の邪魔をする。あなた方が私の 糧(かて)を断とうとしたのと同様に、私はあなた方の糧を断つ。なぜならそれが真の平等であり、真の民主主義だからである。私 がバイトをしている時も、あなた方は常に私の後を付けまわし、私を引き摺(ず)り下ろそうと、常に私の邪魔をした。しかし私は 争う事を好まない。私が辞めて出て行くことで、あなた方の気が済むならと、常にあなた方に道を空け、常にあなた方に負けてきた。 私がバイトのランクを落とし、これであなた方の気が済むかと思いきや、それでもあなた方は私の後を付けまわし、常に私の邪魔を した。了解した。 I got it . あなた方が私を潰そうとしていることが、心の底から実感出来た。もはや私とあなた方に”共 存”という言葉はありえない。もはや私とあなた方に”和解”という言葉はありえない。私があなた方を倒さぬ限り、決して私に平 和が訪れることは無いだろう。もう私はどこにも逃げも隠れもしない。私が幸せになる為に、私が自分の生を得る為に、私は私の持 てる全ての力を行使して、あなた方と対決し、必ずあなた方を消し去ることを、今ここに高らかに宣言する。

時代はもはやあなた方を必要とはしていないその上に、あなた方が私の攻撃を受けたなら、あなた方はどの様な苦しみを味わう事にな るだろう。それは私がメーソンを、攻撃することで達成させる。それは既存企業の息を断ち、メディアの収入源を断ち、あなたの糧の もとを断つ。しかしそれは地下鉄サリン事件に似たような、派手な報道は伴わない。それは同時多発テロに似たような、派手な爆発は 伴わない。それは静かに確実に、あなた方を苦しめる。真綿で首を締めるよう、ジワジワあなたを苦しめる。やがてあなた方はその苦 しみに堪え切れず、東南アジアに出兵しようとするだろう。しかし私はあなた方にそうする事を許しはしない。なぜならその苦しみは あなた方に相応しく、アジアの人は罪の無い人達だからである。また、あなた方はその辛(つら)さに堪え切れず、周りに八つ当たり をしようとするだろう。しかし私はあなた方にそうする事を許しはしない。なぜならその辛さはあなた方に相応しく、周りの人は正し い人々だからである。あたながどんなに苦しい思いをしようとも、私はあなた方が暴れる事を許しはしない。あなた方がどんなに辛い 思いをしようとも、私はあなた方に声を上げる事すら許しはしない。もしもあなた方が暴れれば、私はあなた方の手足を縛り、もしも あなた方が大きな声をあげたななら、私はあなたの口を手で塞(ふさ)ぐ。

私はあなた方に”静かな死”を与える。そしてそれは悲惨で凄惨(せいさん)なものである。もしもあなた方が私に救いを求めていた ならば、あなた方はなんとか生き長らえることが出来たろう。もしもあなた方が私に何もしなければ、生き長らえることは出来なくて も、普通に死ぬことは出来たろう。しかしあなた方のしたことは、そのどちらでもなかった。そしてあなた方のした事は、わたしを疎 (うと)んじ、蔑(ないがし)ろにしたことだった。故に私はあなた方を苦しめる。故に私はあなた方を滅し去る。そしてあなた方が 苦しみと絶望のどん底で、まさに息を引き取るその間際、あなた方は自分がこれまでしてきた事が、どれほど無礼であったのか、始め て知る事になるだろう。もはやあなた方に明日は無い。もはやあな方に生はない。恐らくこれからあなた方には、大きな災いが起こる だろう。これからあなた方には、手ひどい艱難辛苦(かんなんしんく)が待っている。しかしそれらはあなた方自身がもたらしてしま った事なのだ。誰を恨むことも許されない。もしもそれであなた方が命を落としたというのなら、それはそれであなた方の運命といも のであるし、もしもあなた方が自力でそこから這い上がり、生を掴(つか)むことが出来たなら、私はあなた方を素直に心から称(た た)えよう。それでは健闘を祈る。 Good・・・・ Luck・・・・・。




● 激撮!! 民放取材ヘリの違法行為をスクープ激写!!!

1月25日午後5時51分、日テレの取材ヘリが当アパート上空を10分間に渡り旋回。写真は固定焦点方式のデジカメで撮影した為、 小さく写っておりますが、肉眼ではかなり近距離で飛行しており、音は大変な大きさでした。




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● 民放キー局の球団経営

普段見ているテレビの中で、民放花形の女子アナが、あなたの瞳をキリリと見つめ、あなたに語りかける様(さま)を見て、あなたは恐らく 彼女のことを、何と利発で物知りなのだと、きっと思ったに違いない。実はこれはHUDシステムというもので、カメラの前に特殊加工され たガラス板が置いてあり、カメラの側からは見えないが、アナウンサーから見た場合、そのガラス板に文字が表示される仕組みになっている。 つまり女子アナはその板に映し出される文字を読んでいるだけのことなのだが、その板がカメラのレンズのちょうど真ん前にある為に、さも 女子アナが物知りで、原稿も見ないであなたに語りかけるほど、彼女は利口なのだとあなたは思ってしまうのである。そもそもこれらは軍事 技術から応用されたものであり、コクピットより肉眼で見える敵機から視線をそらすこと無く、随時、必要に応じて計器盤の情報が透明のキ ャノピーに映し出されるという、なかなか優れた代物なのである。TVアニメ”機動戦士Z(ゼータ)ガンダム”をレンタルビデオで借りて ご覧頂けば、それがどういうものかお分かりであろう。しかし彼女ら女子アナは、そのガラス板に映し出された漢字すら、まともに読むこと すら出来ない有様なのである。それでもあなた方は言うだろう。そうは言っても彼女は有名大学を卒業しているんだぞ。たまたま読み間違え ただけのことだろう、と。実はそこがミソなのだ。つまり彼女ら女子アナは、有名大学という肩書きを得んが為、小さい頃から塾に行き、一 生懸命、漢字を暗記してきたその結果、大学の試験に出る様な、一生で使うかどうか分からない、難解至極な難しい漢字を丸暗記しているそ の反面、日常で使う常用漢字は全く勉強していないのである。当然、それら原稿を書くスタッフも、難しい漢字にはルビを割り振り読み易く はしてるだろうが、日常使う漢字まで、ルビをふるほどヒマではない。故にその原稿をそのままHUDに写した結果、それら常用漢字を誤っ て読んでしまうのである。かくして今ではカメラの前で、気取って居座る女子アナが、それら原稿を読む一方、周りの大勢のスタッフは、全 てひらがなで書かれたそれら膨大な原稿を、ひっきりなしにアクセク差し替えているのである。(笑)

ここでちょっと余談になるが、ガンダムついでに少しお話ししておこう。この”機動戦士ガンダム”というアニメはなかなか面白い経過を辿 った番組で、最初は午後7時台、ゴールデンタイムに30分枠で放映されていたのだが、あまりの視聴率の悪さに途中で放映が打ち切りにな ってしまったのだ。なぜかと言うと、とにかく内容が”暗い”のだ。それもそのはず、普通、ロボットアニメときたならば、一人の勇敢な少 年が、スーパーロボットを操作して、悪い大人をロケットパンチでやっつけるというのが常なのだが、このアニメはやたらと陰気で変に理屈 っぽいのである。しかも主人公の年齢設定が17歳前後と少し高めに設定されており、誰を相手に作っているのかハッキリ分からないのであ る。勿論、大人は最初からロボットアニメなど見ないから、こんな番組が存在することすら知らないだろう。結局、このアニメは最終回を待 たずして打ち切りとなり、人々の記憶から消え去っていくかと思いきや、そうでは無かった。実はこのアニメを見ていた中に熱狂的なマニア がいて、テレビ局に大変な講義が殺到したのである。このような理由から、今度は夕方5時に時間を移し、最初から放送を再開したわけだが、 ここであの、ガンダムブームが巻き起こるのである。しかし一度は低視聴率ゆえ、打ち切りになった番組が、再放送でブレークするというも の稀(まれ)なケースではなかろうか。因みに私もガンダムの続編となる、”機動戦士 Z(ゼータ)ガンダム”をレンタルで借りてきて見た のだが、いや素晴らしい。とにかく絵は綺麗だし、音楽は秀逸(三枝 成章 氏が手掛けている。)、その上会話や演出が実に洗練されている のである。事実、これらのビデオがオークションに出された時に、海外から大変高い入札があるし、2万前後もするガンプラをお店で買うの も、30を過ぎた大人達なのである。因みに私はヤフオクで、聖闘士(セイント)星矢の中古のビデオを6,000円でフランス人に買っても らった。実はあのビデオはテープに一部カビが生えていたのだが、その後、彼のビデオデッキはどうなったろう。

よく、視聴率、視聴率、と言うのだが、実は視聴率を稼ぐことはそんなに難しいことでは無いのである。要は正反対の人達から非難されるこ とをすれば良い。つまり10%の視聴率を稼ぎたいと思うなら、10%の人達から、20%の視聴率を取りたいと思うなら、20%の人達か ら非難される番組を作れば良いのである。要は誰を持ち上げるのかが問題なのだ。以前、私はメーソンが、日本の大企業を利用して、それら 中間取引で、一儲けしていると述べていた。とすればブレインとなるべきそれら頭脳集団は、アメリカ本土にいるわけだから、日本がそれら の手足でとなって、工場で働いている以上、小難しい屁理屈めいた番組を作るより、手っ取り早く娯楽番組にする方が、容易(たやす)く視 聴率を稼げるのである。なぜなら社会問題を究極まで突き詰めていった場合、世界中で日本人ほど厄介な者はいない、という結論に達してし まうからである。

本来、人は、誰かにすがって生きていたいという願望と、誰かに縛られ、詮索されたくないという願望の、二つの攻めぎ合いの中で生きている。 前者は所謂(いわゆる)、優れた者を疎(うと)んじたなら、いずれその種族は滅んでいくという現われだろうし、後者は所謂、社会制度が固 定化し、公平な競争が無くなれば、システムそのものが疲弊化し、前者同様、滅んでいくという現われだろう。裏を返せば我々先祖がこの二つ の恐れを持ち合わせていたからこそ、今こうやって我々が存在しているとも言えるのである。しかし人間というものは実に強欲なものである。 そもそも人は、己の生活圏の直ぐ傍(そば)に、指示指図する者がいることは、あまり居心地の良いものでは無い。出来れば彼等にあれこれ詮 索されないで、自由気ままに振舞って、不安な時だけどこからともなく現われて、笑顔で接してくれるのが一番良い。しかし常識的に考えた場 合、そんな旨(うま)い話しは無いのだが、何とテレビはそれさへ可能にしてしまった。つまり普段、あなたの傍(かたわ)らにいるような、 気遣いするような人間を、邪険に扱い追い払ったとしようとも、あなたはそれに何の罪悪感も感じる必要は無い。なぜならあなたがテレビのス イッチをひねったその瞬間、眩(まばゆ)い電飾で飾られた、絵に描いたようなヒーローが、いつでもあなたに優しく微笑みかけてくれるから である。つまりあなた方は誰にも縛られない精神的自由と、滅びの不安から開放される偶像崇拝的対象物を、二つ同時に手に入れることが出来 たのである。

しかしあなた方はそれさへ満足出来なくなった。あなた方は日々の不安から解き放たれて、みるみるうちに慢心し、テレビに映るヒーローさへも、 自分の投影でなければ気が済まなくなって来た。つまり神を畏怖(いふ。恐れ敬うこと。)することから開放されたあなた方は、自分自身が神に なることを望み始めたのである。戦後の混沌とした混乱の最中、あなた方はまず始め、テレビにあなたのメシアを求め、奇跡の経済成長の最中、 あなたはテレビにあなたに優しく接してくれる、あなたの恋人を求めた。そして成熟期に達した今現在、あなたはテレビにあなたの分身であるよ うな、無敵のあなた自身の姿を求めたのである。メディアはあくまで利益を求めるものである以上、それらをヒーローにすることは、必要不可欠 なことであり、女子アナがそれらの恋人になることは、メディアの経営戦略上、ある種、義務付けられた宿命とも言えるのである。また彼女ら社 内の女子アナは、裏で上層部と通じあっている事も案外多く、隣に座る社外の男性キャスターが、メディアの意向に沿った発言をした時は、笑顔 で相槌(あいづち)を打つ反面、社意に反する不利な発言をした際は、わざと彼らを無視した挙句、同期の社内のキャスターと、さも親しそうに 笑顔で話すさまも見逃してはならない。

実は私はこれまでは、野球をあれこれ言うことを、敢えて控えて論じなかった。なぜならプロ野球の世界には、長嶋茂雄や野村克也といた、文武 両道の優れた監督がいたからである。(サッチー騒動に関しては、『辛口批評2をご覧頂きたい。) これらを実社会に照らした場合、彼等は工場 でいうところの社長や工場長に当たるだろうし、そこで働く従業員は個々の選手ということになるだろう。しかしてこれが今ではどうだろう。中 国の安い人権費に輸出のシェアを奪われて、相次ぐ工場の移転の最中、そこで働く従業員は、日々リストラの憂き目に遭っている。そしてそれら 彼らの上役を、懲らしめてやりたいという潜在的な願望が、プロ野球に灯下され、長嶋茂雄や野村克也の電撃的な辞任の様を、リストラされた従 業員は、狂喜乱舞して見ていたというわけである。私はこの時、誰が一人でもメディアに対して異を唱える選手がいるかと思ったのだが、未だに 笑顔でCMに出ているのには、少々落胆してしまった。私が思うに次に標的にされそうなのは、高橋由伸あたりではないだろうか。というのも彼 は何処となく、育ちの良さが滲(にじ)み出ているからである。いわば彼を実社会に例えたならば、工場でいうところの大卒の品質管理や事務所 で働く幹部候補生といったところだろうか。故に高橋由伸を補欠に廻し、屈辱的なバントを彼に度々させたなら、恐らく視聴率は鰻(うなぎ)上 りに上がることに違いない。或いは逆に、西武の松坂や辰吉丈一郎にベンツのCMをさせたなら、車の売り上げが飛躍的に伸びるだろう。なぜな らバブル期における公共事業で小金持ちになった地方の建設業者の息子には、ちょうどああいうタイプの人達が多いからである。無論、これらは 人道に反した行ないではあるし、そんな事がいつまでも通用する事はありえない。なぜなら既存の重厚長大産業が衰退しているその上に、長屋の 前で野球やサッカーをして遊んだ今の大人ならいざ知らず、ゲームで育った若い世代の人々が、将来において熱狂的な野球ファンになるとは到底 思えないからである。ただ4〜5年先の事はどうでもいい、手っ取り早く今直ぐ広告収入が欲しいというのであれば、そういうやり方もあります よ、と私は言っているのである。

その上更に野球に関して酷な状況が待っている。地上波放送はその情報発信に莫大なコストが掛かるゆえ、そのコンテンツの内容も、野球やサッ カーといった大衆受けするものになる必然的な要素を持っている。つまりそれら情報の受け手にしてみれば、多数派に属することこそが、最も効 率的に、且つ最も安上がりにエンターテイメントを楽しむ秘訣だったわけだが、インターネットの普及によって、誰にでも低コストで情報発信が 出来るようになり、それらの状況が一変してしまった。つまりネット上においては、私は野球は大好きだというサイトと、私は野球は大嫌いだと いうサイトが、対等の立場で存在しているわけである。この様なことを言うと野球選手に怒られるかもしれないが、現にネット上の掲示板におい ては野球は肉体労働者の娯楽であるとか、サッカー選手は大馬鹿であるとかといった発言が、多数、見受けられるのである。私はここでそれがど うだとかは言わないが、多数派に属していれば得をするという理論はこの先通用しないことは確かであろう。

ところであなた方はこのようなことばかり書く私の事を、とんでもない運動オンチだと思われたのではなかろうか。実は私は自分で言うものなん ではあるが、スポーツは万能なのである。と言うのも私は以前、近所のバッティングセンターに時々通っていたのだが、そこには”球道くん”と いう、時速160kmの直球を打ち出す機械が置いてあり、私はそのピッチングマシーンの打ち出す球を、50%程度の割合で、ヒット性のライ ナーを打ち返していたのである。(ただし時速160kmともなるとさすがにバットを短く持っていないと打ち返せない。なぜかと言うと、バッ トを長く持った場合、打ち出されたボールのコースを認識して振り始めた時には、既にボールが自分の横を通過しているからである。) 無論、 その機械が打ち出す球は、ストレートのみである一方、プロの野球の世界では、直球以外にカーブやシュートがある上に、危険球が来た時に、直 ぐにそれらを避けれるよう、常に身構えているわけだから、一概にそれらを比較をすることは出来ないが、仮にストレートのみ投げるというハン ディキャップをしてもらえたならば、松坂の投げる150kmくらいであるならば、容易に打ち返せるようにも思えるのだが、どうだろう。それ ともこれは単なる私の自惚(うぬぼ)れであろうか。試したことがないので分からない。とは言え、160kmの速度に慣れてきて、ガンガン打 てるようになった時、急に90kmのコースに行くと、逆に突然、打てなくなってしまうのである。プロ野球の世界では、緩急(かんきゅう)織 り交ぜボールを投げてくるわけだから、機械相手に打つほど旨くいくものでは無いのかもしれない。

また私は大変な腕力の持ち主で、ゲームセンターにあるパンチングマシーンをやらせたならば、必ず1位か2位になるのである。下の写真はかな り昔の機種になるのだが、午後9時頃にMAX154kgを出した時のものである。私は以外と顔の造りは若者風であるにも関わらず、それに似 合わずパンチ力には長けており、ゲーセンでパンチングマシーンをする度に、記録を表すスコア点滅とブザーが煩(うるさ)く鳴るものだから、 それを見ていた周りのものは、口をアングリ開けたまま、唖然として私のことを見ているのである。私はそれが快感で、色々な場所でパンチング マシーンを打ちまくり、周りの者が驚いている姿を横目で見つつ、さも、たまたまやったらこんな記録が出てしまった、という冷めた振りをする のが常だった。しかし読者の方もこのゲームをする際は充分、注意して頂きたい。私はその内、調子に乗って、自分の持っている怪力を、多くの 人に見せびらかせたいとやがて思うようになり始め、より多くの人が集まるデパートのゲーセンに行くようになっていた。私はその日もいつもの 如く、大勢が集まっているゲーセンで、なんかパンチングマシーンがあるから暇つぶしにでもやってみようかな、などという白々しい芝居を演じ つつ、いつもの様にマットにパンチをうち込んだ。その時である。少し打ち込む方向が悪かったのか、グキッという鈍い感触と共に小指に強烈な 激痛が走るのを感じた。私はハイスコアの点滅とブザー音を聞きながら、直ぐにその場を立ち去った。恐らく骨にヒビが入っていたのだろう。私 はその後、小指が真っ赤に腫れ上がり、あまりの激痛の為、鉛筆すら持てない有様だったのだが、その時はバイトはしていなかったこともあり、 そのまま安静にしておくと、二週間ほどで何とか物が掴めるようになった。私はその時以来、未だにパンチングマシーンをしていない。ひょっと するとこれは私の慢心に対する神の戒(いまし)めだったのかもしれない。故に読者の方もゲーセンでパンチングマシーンをする時は、説明書を 良く読んで、正しく測定して頂きたい。



− 某ゲームセンターにて −




− 幻想的な港の眺め。(※ 本文とは無関係) −


これらの様に私はスポーツは不得意では無いにも関わらず、それでもスポーツはあまり好きではないのである。しかしそれには深い事情があるので ある。私が育った田舎では、未だにドラえもんに出てくる様な、ジャイアンのような番長が、クラスで羽場を利かしており、頭が悪くていつも怒ら れているにも関わらず、死ぬほど野球が好きなのである。しかも彼が日曜に、野球をすると言ったなら、町内の子供は全てその野球に出ていかなけ ればならないのである。勿論、それらは強制力はないのだが、もしも野球に出なかったなら、月曜に学校に行った時、教師の気付かぬその場所で、 イジメや嫌がらせ、恐喝めいたことをされるからである。故に我々子供一同は、日曜日が来る度に、彼がキャッチャー兼、監督を務めるそれらの野 球にしぶしぶ出かけて行かなければならなかったのである。また高校で体育の授業や体育祭がある時は、サッカーの試合があるのだが、これまた熱 狂的な奴がいるのである。私は目立つことをするのはあまり好まない性質(たち)なので、授業でサッカーがある時は、いつも後辺りでゴールを守 り、自分の所にサッカーのボールが来たならば、それを味方の攻撃陣に、絶妙のパスワークでボールをパスして渡すのである。そして私が攻撃陣が、 ゴールにシュートが打てるよう、絶妙のパスを渡しているにも関わらず、彼らはそれを空振りし、その上それらの失態を、全て私のせいして私を罵 るのである。故に私は授業でサッカーをやる時は、いつも人目から目立たぬよう、後に控えているのだが、またそれが攻撃陣には気に食わないらし く、私のことを ”カッコウを付けている” だとか、”気取るな” とか陰口を叩くのである。故に私は体育祭のある時は、いつも学校から抜け出し て、友達とゲーセンに行っていたものだった。とは言え、スポーツというのも金の授受を伴なわず、損得感情抜きにして、気の合う友達同士でやる 事は、それはそれで中々楽しいものである。私は大学在学中、体育の講義で久しぶりにみんなで野球をしたのだが、(まあ講義といっても一応、息 抜き程度のものである。) 私はその時、スカッドミサイルのような満塁ランニングホームランをかっ飛ばした。あの時にした野球やサッカーは本当 に楽しかった。

しかしこの様に見てみると、スポーツと言えるものは他にも数限り無くあるのだが、ことさら野球ばかりが持ち上げられるというのも何か奇異に 思われる。思うにこれらの理由には、以下の二つの理由が挙げられよう。

@ まず一つ目は野球やサッカーがメディア受けし易い事が挙げられる。概してスポーツがメディアに取り上げられている場合、多分にビジネス的 な要素を含んでいる事が多いのである。例えばあなた方はポテトチップスを年に何袋買うだろう。仮にここで一人一袋とした場合、もし定価100 円のポテトチップスを1円値上げし101円としたならば、その増益は一億円となるだろう。ではその一億円で野球選手とCM契約すればどうだろ う。あなたは恐らく何の変哲も無い100円のポテトチップスを買うよりも、必ずそのスター選手が食べている、噂のポテトチップスを買い帰り、 野球を見ながら喜び勇んで食すだろう。なぜならあなたはたった一円の出費でとてつもなく効率の良いエンターテイメントを楽しむ事が出来るから である。事実、ポテトチップスなんてものは、どこのメーカーが作っても同じ様なものなのだが、有名人がそのポテトチップスをCMで美味しそう に食べているか否かで10倍近い売り上げの差が出るのである。しかも一人が年に消費するポテトチップスはもっと多いはずだから、帳簿の上では 野球選手と一億の契約をするだけで、メーカー側は300億近い売り上げを伸ばす事が出来るのである。無論、そのポテトチップスの一円分は、材 料費から差っ引かれるのは言うまでも無い。試しにあなたもコンビニに並べられている数あるカレーを食べ比べてみられると良いだろう。野球選手 や芸能人が宣伝しているカレーより、何も宣伝していないカレーの方が遥かに美味しいことに気付くはずである。なぜなら民放に払う宣伝費の分だ け、原材料をケチっているからである。それをごまかす為なのか、その様なカレーに限ってやたらめったらスパイスだけは効かしているのが常であ る。

ここでポイントとなるべき点は、必ず”一人”でなければならないということだ。例えば宝くじでも100万円を100人に分けて与えるよりも、 一人一億出す方が、遥かに売り上げは多いのだ。同じ事がCMにも当てはまり、100人の選手に100万づつのCM契約を結ぶより、一人一億に する方が、より話題性は高いのだ。例えばこれが二人三脚ではどうだろう。よく学校で流行っている30人31脚なんてのは、共産主義思想の現わ れとも採れるのだが、これなど互いを規制し合う相互監視という点においては教師にとって実に都合の良いことなのだ。そこにメディアが誰か一人 を持ち上げたならどうだろう。たちまちクラスの足並みは軒並み乱れ、お互い喧嘩(けんか)になるだろう。その点、打率という数字で格付けされ て、個々の選手が規則だって打席に入る野球の方が、カメラのフレームに収まり易く、その”宝くじ”的な効果も高いのだ。つまるところ、その序 列化を行なう基準は何であっても良いわけで、要は勝者と敗者の区別化を図ることこそに広告宣伝の極意があるのである。またピッチャーも投げる のは一人づつ順番だから、CMの宣伝効果は同じである。

では年俸一億の選手と年俸300万の選手とどれほどの違いがあるのかというと、実はほとんど差は無いのである。であるにも関わらず、安月給の 時には見向きもしないでいた女子アナが、年俸が一千万に上がるや否や、色目を使い始めるわけだから、これでは金目当てと陰口を叩かれるのも当 然だろう。その際たる例がオートレースで、最多優勝の選手の獲得賞金が年一億であるのに対し、二位以下の選手は全く賞金が無いのである。勿論、 遠征費用や部品代は全て自分持ちだから、よほどの金銭的バックアップが無い限り、続けていくことは出来ないだろう。因みにここ最近、5年連続 で優勝した選手がいるのだが、例えそれが規則とは言え、そろそろ他の選手に負けてやったらどうだろう、と思ったのは私だけであろうか。

これらの理論はオリンピックに関しても同じ事が当てはまる。例えばこれをソルトレイクのオリンピックになぞって言えば、日本ジャンプ陣がスキ ーで表彰台を独占し、彼等がCMに出演すれば、あなた方は傷んだ雪印の牛乳をスーパーに行って買い求め、それを嬉しそうに満面の笑みで飲み干 すことに違いない。或いはまたスケート選手がハムのCMに出演すれば、あなた方は倉庫で腐った期限切れの肉製品を買って来て、それらを狂喜乱 舞して頬張(ほおば)り食すことに違いない。そしていずれはFIFAワールドカップを観戦し、サッカー選手が腐った鶏肉の宣伝をするCMをテ レビで眺め、口一杯に鶏の唐揚げを頬張りながら、選手がゴールをきめるたび、感極まって嗚咽(おえつ)の涙を流すことになるのだろう。やがて あなた方は脳細胞がスポンジの様になる奇病にかかり、衰え死んでゆくことになる。しかしあなた方はそれを自分のせいだと素直に納得する事は出 来ない。しかるにあなた方は自分が奇病になったのは、役人がちゃんと管理をしなかったからだとシャーシャーとした顔で嘯(うそぶ)いて、散々 悪態をついたあと、プラカードを掲げてしぶとく厚労省の前に座り込む事になるのである。(笑) いやはや役人というのも何とも割に合わない仕 事である。これでは税金でもネコババして愛人でも作らなければ気が持たないだろう。(笑) その内それら抗議の様子がニュースで流れ、キャスターが涙を流す様をテレビ画面で眺めつつ、あなた方はその合間に流れる腐ったブタ肉のCMを 見て、またスーパーに買い物に出かけて行くのである。(笑) 因みに私は肉製品はほとんど食べない。大半が魚類である。なぜかと言うとここ数年、 肉類の味が妙に薬品臭いのだ。特に4〜5年前からそうである。恐らく伝染病にかかった牛の肉を薬品で殺菌していたのに違いない。故に今更牛肉 を食べるのを控えたとしても、今まで牛肉を食べて来た人はとっくの昔に感染しているはずである。(笑) 逆に昨今のラベル張り替え報道以来、返 って肉の品質が良くなっているくらいである。ま、いずれにせよ、私はプロスポーツには全然興味は無いので、誰が金を取ろうが、誰がCMに出よ うが、私には一切、関係無い。安くて美味(うま)ければ買って食べるし、高くて不味(まず)ければ食べない、ただそれだけの事である。

A 次に二つ目であるが、基本的に野球というのは戦争で必要とされる要素を抽出してルール化したものなのだ。つまり”打つ”は”撃つ”であり、 ”守る”は”守備”であり、”走る”は”走行”であり、”投げる”は”投下”である。またサッカーは白兵戦を模したものであろう。私は以前、 メーソンが、他国に戦争を引き起こし、他方の国にそれらの武器を造らせて、それら中間取引マージンによって莫大な富を築いていると述べていた。 つまり彼ら工場で働く従業員は、生産国においてはそれらを生み出す担い手であり、また争乱時においてはそれらを使って殺し合いをしてくれる、 貴重な消費者でもあるわけなのだ。とすれば平和な時にも闘う事に酔いしれる幻想を彼らに抱かせておきながら、生かさず殺さず飼い慣らしておく 必要があるのだろう。

実は私はこれらのことを、身をもって体験した事がある。以前、私は南区蟹屋町にある日通で、荷物の仕分けのバイトをしたことがある。レールに 乗って運ばれる、荷物を届け先ごとに振り分ける、簡単なものである。その時はちょうど歳暮の配達の忙しい時期で、私の他にも数名の学生バイト が来ていたのだが、とにかく態度が悪いのだ。学生数名で徒党を組み、いつもニタニタにたついて、仕事はやらない、挨拶はしない、群れて肩で風 を切り、女性従業員を威圧して、恐怖心を煽りつつ、それらの人をなつかせる。しかもその会社は黄色と青色の帽子を被(かぶ)る規則になってい るにも関わらず、それさへも被らないのである。普通、そんなことをしていれば、怒られるのが普通だろうが、なぜかそこの社員は彼らを全く怒ら ずに、逆に私ばかりを口喧しく叱るのである。恐らく彼ら現場で働く従業員にしてみれば、生意気なりにも自分のかわいい小せがれという思いがあ るのだろう。私は彼らと関わり合いも持ちたくなかったせいもあり、マイペースで当たらず触らずやっていた。そうこうする内、私は仕事で暑くな り、タオルを水で浸して頭に被り、その上から帽子を被っていたのだが、突然、周りの視線がキツク向けられたのに気が付いた。確かにそれは正規 の格好とは違うかもしれないが、帽子を被らなくても怒られないわけだから、それくらいで怒られることは無いと安易に思っていたのだが、実はそ うではなかった。というのもその格好が対戦中、ジャングルの中で戦う生き残りの日本兵の姿にそっくりだったからである。それで私はついついふ ざけて遠慮がちに両手を上げて、”天皇陛下万歳”のポーズをニ・三度とった。その時である。近くにいた50前後の社員の人が、後から私の後頭 部を思い切り叩き、私の帽子とタオルを払い落としたのである。私が驚き直ぐに後を振り向くと、その日通の社員は私を睨み、『ええかげんにせぇ よぉ、このクソガキャァ!!』と私を罵ったのである。勿論、私はそのまま家に帰ったことは言うまでもない。私はその後、会社には何の連絡もし なかったのだが、数日後、事務所の方から電話が入り、給料が残っているので取りに来れば渡すし、都合が悪ければ現金書留の手数料500円を差 し引いてそちらに送ると言ってきた。私は500円もったいなかったので、そのまま事務所に取りに行ったのだが、何も言わずに素直に全額、私に くれた。案外、良心的なところもあるものだ。恐らく似たようなことが以前にも度々あったのかもしれない。

このように、今では大人しく工場で働いている人達も、実は内心、この”戦争願望”みたいなものを多かれ少なかれ持っているのである。故にもし も誰かが戦争に行こうと一声号令を発すれば、(案外、日テレの中村慶一郎あたりが言いそうである。) 彼らは勢い勇んで駆け出して行くに違い ない。まあ、勝手に戦争に行くのはあなた方の自由だが、死ぬのはあくまであなた方の方であることを、 私はくれぐれも言っておく。

ところでこのトピックを読んでおられる読者の方は、これらメディアのしていることが、ある種、麻薬の販売に似ていると思われたのではなかろ うか。シャブを常習的にやるものは、快楽を求めてお金を払っているわけだから、自分が損をしているという感覚は無いだろうが、彼らの心身は 彼らの気付かぬその内に、確実に蝕(むしば)まれているのである。やがて彼らは麻薬なくして生きていく事が出来ないことに、いずれ気付くこ とになるだろう。これと同様、あなた方もメディアの差し出す幻想に、ドップリ浸っている内に、テレビで流れる腐った牛肉しか食べることの出 来ない精神構造になってしまっているのである。因みに”シャブ”とは骨まで”しゃぶる”という語源から来たもので、ヤクザの甘い言葉に誘わ れて、麻薬中毒にさせられて、散々貢(みつ)いで弄(もてあそ)ばれたその挙句、風俗店に売り飛ばされて、最後は廃人同様になって死んでい った女性は数多くいるのである。麻薬所持に対する刑罰が、大変重いそのわけは、こういう理由もあるのだが、そういう謀(はかりごと)なくし て軽い気持ちで麻薬を買ったものにしてみれば、案外、厳しく感じられるかもしれない。

さてここでは少し話題を変えて、大リーグについて論じてみよう。昨今、日本人選手の活躍が華々しなりき大リーグだが、これもある種、意図的 なものが覗える。実は今の日本人選手の活躍は、時期的にラッキーな部分も多いのである。というのもそれらとちょうど同じ頃、私はアメリカヤ フーのBBS(掲示板)で、メーソンが日本企業を利用して、メシアを登場させんと悪巧みをしている事を、いたるところに書き込んでいたから である。言わば普段は権力に屈して現状に甘んじているアメリカの正統の人々も、私のこれらの書き込みで、彼ら日本の人々が、異国の地から現 われた、現状を打破する改革者に思えたものに違いない。本来ならば、社会モラルが崩壊し、イライラし始めた日本人を宥(なだ)める為に、彼 らに花を持たせる手筈(てはず)であったはずなのに、己(おのれ)の企みを全てばらされてしまったその上に、日本人を煽(おだ)てる羽目に なろうとは、彼らメーソンも口惜しい限りだろう。勿論、彼らがこれで黙って引き下がるわけは無いのだが・・・。

もともと野茂がアメリカに来たときは、純粋に応援する気にもなれただろうが、イチローあたりになると確かに実力は認めるものの、さほど共感 は感じなかったことに違いない。これが石井のレベルになってくると、人が御膳(おぜん)立てした舞台の上に、後から隙を覗って、ノコノコ上 がりこんでくる、ズルくてイヤらしい感情すら抱いたのではなかろうか。(まあ、もともと彼は夜中に窓から忍び込んで来ることは得意な人間で はあるわけだが・・・。) そもそも依存心が強いからこそ日本企業から可愛がられる彼なのに、その彼が反骨精神の強いアメリカ人のヒーロー になるということ自体、おかしな話しなのである。というより寧ろ彼らメーソンが、そういう設定をすることで、”小生意気な日本人” という イメージをアメリカ国民に植え付けようとしているのかもしれない。無論、それらは将来の対日参戦を見越してのことである。何にせよ、彼ら正 統なアメリカ人の日本選手に対する応援は、私の日本の大企業に対する天誅を、認めてくれていることになるわけだし、日本のメディアのそれら に対する絶賛は、大企業をスポンサーに持つ自分自身を犠牲にして、私に賛同してくれていることにもなるのだろう。故に私は今ここで、日本の メディアに心から感謝の意を表する次第である。ありがとう。

いずれにしても、野球やサッカー以外にも、スポーツを極めんとしている人々は、他にも大勢いるだろうが、メディアや野球のくだらぬ喧騒(け んそう)に惑わされずに、自分を信じて己の道を突き進んで頂きたい。




● 介護ビジネスが日本を救う・・・?

以前、広島の中心地には、半径50m以内に三つの大型パソコン店が犇(ひし)めき合った、大激戦区があった。一つは古くから中国一円に固定客 を持つDEODEO(デオデオ:旧称ダイイチ)、もう一つがソフマップ広島店、そしてもう一つがそごうの別館となるパソコン館(T−ZONE と共同出資)である。ソフマップはもともと中古を扱う、学生が始めた専門店で、秋葉原の雑居ビルの一室で、細々と営業を営む昔の彼らを知る人 々も多いだろう。当時は機器の規格がバラバラで、部品の単価も大変高く、金にものを言わせてフルセットでパソコンを買う余裕のない苦学生の人 達に、大変、重宝されていたのである。また規格がバラバラの拡張機器を扱うだけに、ショップの店員は大変な知識の持ち主で、私の様な貧乏人に は大変心強い味方だったのである。私はその時の恩義をいまだに感じている為に、金に余裕のある時は、他店の方が安くても、必ずソフマップで買 い物をすることにしているのである。

デオデオはもともとテレビや冷蔵庫など一般家庭に顧客が多く、どちらかと言えば中産階級の家庭の主婦や世帯主をターゲットに絞った高位機種の パソコンを扱っている。そごう別館とソフマップは小道を隔てて店舗が向かい合っており、経営戦略も実に対照的である。元々そごうは企業や業者 単位での受注が多く、一般個人客へのパソコン販売はさほど力を入れていない。その為、フロアはショールーム的な意味合いが強いのだろう。確か に品揃えは豊富な上に、商品説明もしっかり掲示はされてはいるが、派手な客引きや値引き合戦はしていない。またそこに勤めるフロアの社員も顧 客先のコネ関連の人物なのか、女子の学生バイトとカウンターの中でふざけ合い、挨拶はしない、接客はしない、遊んでばかりいるだけで、注意さ れる気配も全く無い。他方でソフマップは我々庶民を相手に懇切丁寧に商品説明を行なって、声を張り上げ客の呼び込みをしているにも関わらず、 バイトの時給はそごう別館の方が高いのだ。当然、応募はそちらに殺到するわけであるが、彼らは自分に色目を使う、女子学生ばかりを雇うという わけである。しかし中にはそれではいけないと思う女子学生もいるらしく、カウンターでイチャイチャ話しかけられるのを嫌がって、社員を敬遠す るのだが、そんな時には掃除や片付けを命令し、それを見ながら別の女子学生とふざけ合い、バイトを自分の思うがままに手懐(てなず)けていく というわけである。これではソフマップで一生懸命働いている人達が、かわいそうというものである。しかしまあ、そごうは亀井静香とマツダや三 菱重工という強力なバックを持った、排他的な構図の中で、独占的な取り引きを与えられ、業者相手に一手に機器を納入しているわけだから、仮に 一般の客が来なくても、潰れることはないのだろうと、私は思っていたのだが、そこへ突然、そごうが破綻したという報道が流れて来たのである。 それ故、今では、その別館も閉鎖され、債権整理の対象となっている。しかしそごうは知っての通り、莫大な負債を抱えて経営破綻したのだが、そ れら負債は全てあなた方の税金で穴埋めされることになるのである。あんなふざけた社員に無駄な給料を沢山払っておきながら、それが公的資金で 補填されるということを、あなた方は納得することが出来るだろうか?

話しは変わるが、ここ数年、100円ショップなるものが繁盛しているそうである。この100円ショップというのは卸し問屋を介さずに、メーカ ーから直接商品を仕入れる事で、途中の流通コストを一切、省いたものである。しかし考えてみれば今までこの様なシステムが無かったことが、逆 に不思議に思えるが、これにはそれなりの理由があった。本来、日本人というものは、人とあからさまに争うことを、あまり好まない性質(たち) なのだ。それゆえ社内の貢献度における立場において、あくまで賃金体系は平等で、優れた者がそうでない者を助けることは、上に立つ者の義務で あり、人から妬(ねた)まれない者だけが、立身出世が確約される、ある種、儒教的な思想によって、会社が支えられているのである。よく海外の 経済学者が、”日本は資本主義の皮を被(かぶ)った社会主義国家である。” とよく言うのだが、それはこれらの事を表現したものなのだろう。

しかしこれにはまた別の弊害を伴っている。つまり、あまりに温情主義に走る為、競争原理が働かず、商品やサービスの質が低下してくるのである。 言わばその弊害を補うものが、何層にも区分けされた卸し制度だったわけである。例えば、あなたも、毎日社内で会う人に、仕事を頼んだりする時 は、争いごとが起きぬよう、丸くおさめようとするだろう。しかしこれが、あなたがピザの注文をする際に、A店とB店が互いにケンカにならない ようにと計らって、同じピザを同じ時、同じ枚数だけ注文するなどということを、あなた方はするだろうか。恐らくあなたはより安く、より旨く、 そしてより早く配達してくれるお店のピザを多く注文するはずである。つまり流通における組織構成を幾層にも細分化することで、温情主義に走ら ぬよう、適度な競争原理を促していたというわけである。しかし組織構成を細分化するということは、それだけコストに無駄が生じることとなり、 結局、生産者からその商品が直接消費者に渡る頃には、原価の数倍の値段になっていたわけである。

ここでこれらに関する面白い体験談をお話ししよう。以前、私は、レイバーサービス(中区幟町6−17)という会社でバイトをしたことがあるの だが、ここの所長の岡田という人物が、また結構悪い奴なのだ。そもそもここは、給料即日払い、仕事は自由出勤の予約制という、人材派遣業の形 態を採っており、好きな時間に自由に働けるという魅力から、フリーターや学生などが、数多く登録している。また企業の側も、急な仕事やコスト 削減の観点からも、その利用価値は大きいらしく、昨今、この人材派遣業が結構な売り上げを伸ばしているようである。一方、全国規模で物流を扱 う山九(さんきゅう : URL→http://www.sankyu.co.jp/)という会社がある。ここはコンビニに 納入する飲料水の配達も請けており、メーカー側でキャンペーンなどがある際に、ペットボトルにおまけを付ける作業や検品が、大量に舞い込んで くるのだが、それらは期間限定の一時的なものであるが故、レイバーサービスなどから人手を調達しているわけである。私はこの検品作業に数回、 行ったことがあるのだが、その時のことである。

仕事の内容は箱詰めされたコーラを取り出した後にラインに流し、それを検品した後、再び箱詰めする作業である。普通、ラインの中で箱出しにあ たる者が二名で、検品作業が三名、箱詰め二人だが、このラインは四人が学生同士の知り合いで、私一人が初対面だった。しかもその四人が案外ワ ルで、箱詰め一人を私に回し、検品に四人であたるのだ。当然、他のラインに比べて私の負担が増えることになるわけだが、更にその四人は調子に 乗って、送るスピードを上げるのだ。本来ならば二人でやる作業を一人でしているその上に、流れてくる検品の速度は1.5倍程度であったから、 私のしている仕事の量は、他のラインの3倍くらいはしてるだろう。普通、まともな経営者であれば貰う給料は全員同じなわけだから、四人の内の 一人をこちらの作業に回し、手伝わせるのが普通だろうが、その岡田は私が流れに間に合っているのをいいことに、私が汗をかきつつ必死で働く姿 を眺め、含み笑いを浮かべつつ、お前がペースに遅れることは、お前がやるのが遅い証拠だなどと言うのである。レイバーは山九から一本5円単位 で仕事を請け負っているせいもあり、我々に払うお金が時給750円である以上、一本でもより多く仕事をやらせられればいいわけで、他のことは どうでもよいことなのである。結局、その余りに不公平な光景に、山九の社員がやってきて、直接私を手伝ってくれたりしたのだが、岡田本人にし てみれば、私のせいで自分が恥をかかされたという思いがあるのだろう、それがそれでまた彼の気に食わないわけである。だったら最初から四人の うち一人をこちらに回すよう、言っておけば良いではないか。更に別の日などは、私が箱出し作業をしていると、どこかの生意気な学生が、以前、 私が一人でしていた箱詰め作業を3人でしているにも関わらず、お前がこれをしておかないと自分達が困るとか、お前がこういう具合にしてくれな いと、こっちの負担が増えるなど、不満ばかりを言うのである。一体、どこまで軟弱で無責任な連中なのだろう。

また、その山九の検品作業のある場所は、東広島にある為に、交通の便が大変悪く、車を持たない人のため、彼が車でバイトを送ることがある。そ の時、私も彼の車にちょうど同乗していたのだが、市内の年頃の女性をのせて、そこまで乗せて行く際に、それらの女性にベタベタ抱きつくわ、頭 はなでるわ、手は握るわ、もう、やりたい放題なのである。(運転は彼の部下にさせている。) しかもその女性は金銭的な事情があるらしく、デー トに行こうと誘われるのを、断れない様子でいるようだった。そうこうする内、車は到着したのだが、彼女はトイレに駆け込んで、隠れて泣いてい たようである。その数日後、彼女はレイバーの事務所に入っていたのだが、なにか魂を抜かれたような、虚(うつ)ろな表情から察するに、ひょっ とすると彼女は彼に一発、”ヤラれて”しまったのかもしれない。

また彼は他の女性にも、あちこちちょっかいを出してるようで、その上、とても嫉妬深いたちなのだ。これは別の日に山九に行った時のことなのだが、 自分のお気に入りの女性が私の隣で作業をし、みんなと同じペースで私が仕事をしていると、それが気に入らないのだろう。私をみんなの前で怒鳴 りつけ、私ばかりに多くの仕事を押し付けるのである。別に私はその女性に私の隣に来るように強制したわけでもないし、その女性とベタベタいち ゃついていたわけでもない。実に真面目にやっていた。にも関わらず、私が貰う給料は、みんなと同じであるはずなのに、どうして私だけ他の人よ り沢山、仕事をしなければならないのだろう。

このように彼は随分おかしなところがあるのだが、そうなる理由がまんざら無いわけではない。例えば以前行った中国トラック(本社 : 西区草津南 2−5−32 : 082−277−8855 : URL→http://www.rakudayon.com/)旭町営業所の我々に 対する扱いは酷(ひど)かった。そもそも引っ越し作業は3月・4月に業務が集中する為に、その時期はバイトや派遣業社に人手の手配を依頼する。 それで彼らが日雇い労働であるのをいいことに、引っ越しの際には我々バイトをこき使い、頭ごなしに怒鳴りつけるのである。また引っ越しを頼んだ ものにしてみれば、家具やコタツに多少の傷が付いたとしても、そんな人を怒鳴りつけるような雰囲気の悪い会社なら、がみがみクレームを言ったと しても、逆ギレされるのが鬱陶(うっとう)しいし、社会的地位は自分達の方が上なのだから、大半の人は仕方がないと諦(あきら)めてしまうわけ である。しかし作業をする者全てが同じツナギを着ていても、彼らが怒鳴りつけているのは我々日雇いの者だけで、そこの社員は決して怒鳴られるこ とはないのである。故にもしもあなたが引っ越しを中国トラックに頼んだならば、あなたは恐らく何て悪い人間なのだろうと周りのものから指をささ れることに違いない。

私はこの時、酔心(すいしん)の料理学校に通ってる、17歳の中卒の少年と一緒に仕事をしたのだが、こいつは本当にいい奴だった。酔心というの は広島の和食懐石料理の老舗の店で、ここが経営している料理学校の卒業生は、大半がそのまま酔心に就職することとなる。またここの学生は中卒や 高卒が多いのだが、この料理学校はかなりしっかりしていることで有名で、結構、真面目なやつが多いのである。彼はそこでの授業料を稼ぐ為、レイ バーで働いているそうである。学歴が無いと、とかく中国トラックのようなふざけた連中と接する機会も多いだろうが、彼のような人間には、どうか 道を誤らず、まっとうに育って欲しいと私は思う。逆に「辛口批評12 : パチンコ清掃員」のところで述べた、修道大学の○賀などは、私にあれこ れ命令し、”アンタがやるのが遅ぇんだよ。” とか、”早くやるか辞めるかどっちかにしろよ。” などと私に平然と言うのだが、今思い出しただけ でも本当に腹が立ってくる。こういう奴に限って大企業の面接試験では笑顔で愛想笑いをするのだろうが、私が日本の大企業を叩き潰すことになる以 上、彼もただでは済まないだろう。

またコンビニで働いたことのある方は、真摯(しんし)な態度で沢山接客をする人と、ふざけてでかい態度をし、店に客を入れない者と、同じ給料で あることを、不公平に感じた人も多いだろう。コンビニというのは以外とカウンターにいる人物の良し悪しで、客の入りに大きな差が出てくるのであ る。 これとは逆に、労務管理が実に行き届いていたのが 『辛口批評11 : 某うどん店直営店舗群』 で述べた店である。ここはレジとカウンターそれぞ れが、1時間ごとに食券と食材をチェックするようになっており、それらを後で集計すると、一人一人の売り上げ高が、個人名で一円単位で出てくる ようになっている。更に両者のチェックを比べることで、不正防止にも一役買っているというわけである。それが直接、時給に反映することは無いに せよ、特に正社員の場合は今後の昇進の大きなポイントにはなるだろう。この店に大卒女子が多いのも、こういう理由があるのかもしれない。またこ の1時間ごとのチェックは簿記的な知識も必要で、小さい店とは言え、1店舗任されている従業員はそれなりに頭のいい人も多い。故にいくらピンク と白の服装と言えど、余り彼らを馬鹿にしてはいけない。(ましてや ”チーチー” などと言うのは言語道断である。)

ところで話しは変わるが、読者の方は為替(かわせ)の仕組みを御存知だろうか。為替とは即ちドルに対する円の価値の比率値で、その国の経済力の 目安ともなる。ドルに対して円が安くなるということは、1ドルと交換出来る円が高くなるということだから、輸出の場合に同じ1ドルで部品を海外 に売った時、それと交換出来る円のお金は多くなる。逆に輸入においては同じ1ドルの鉄を海外から買う時に、より多くの円が必要になるわけで、そ れらの原材料は高くなる。つまり円安になるということは、輸出業者にとってはメリットとなり、輸入業者にとってはデメリットとなる。とは言え、 輸入した原材料が値上がりすれば、それらで造った製品も、同じく値段が上がるだろうし、世界に流通している日本の円が減少して行くに伴って、日 本の円も値上がりしていくわけだから、結局、円高傾向へと傾いて、その中間値へと収束していくことになるだろう。しかし実際には、それらを意図 的に操作して、利益を上げる者がいるのである。仮に日本が鎖国の様に、自給自足をしているならば、別に円高だろうが円安だろうが、そんな事は全 く関係無いのだが、今の日本が全ての食料を輸入に頼り、”もの造り”なる加工貿易をしている以上、より多くの製品を売り出すことが、絶対的な命 題となる。ここで一つのポイントとなる点は、その輸出される製品が、どれだけ購買意欲をそそる付加価値をもっているか、ということである。かつ て日本はたとえ為替レートが高くても、それをものともしない付加価値のある車を世界に送り出して来た。しかし今ではどうだろう。車というのは、 ほぼ既に、行き着くところまで行ったという感がある上に、中国や韓国が安い人件費でそれらと同等の製品を、世界に輸出し始めている。本来ならば 外国人が日本に出稼ぎに来た時に、よその工場は彼らと正当に競争し、質の向上に努めるところ、自民党の圧力もあったろう、警察が彼らを全て不法 就労で摘発してしまったのである。ここ三月始めの一時的な動きは除き、現時点での日本の円は、緩やかな円安傾向へと流れている。これらは輸出に とって大きな追い風になるはずなのに、魅力ある製品が生み出されてこないとは、なんとも皮肉な話しではある。

更に厄介な問題が一つある。今の日本経済の停滞は、重厚産業に代表される、政・官・業の癒着の構図にあるわけだから、世界経済の流れに合わせ、 日本もそれらへシフトすべきところのものを、バブル期にシコタマ金を貯め込んだ土地成金が、介護保険制度なるものを立ち上げて、優秀な人材の囲 い込みを始めているのである。それでなくても財政事情が厳しい昨今、老人の御機嫌(ごきげん)取りをするだけで、100万・200万容易(たや す)く稼げる境遇で、一体誰がひもじい思いをしてまでソフトの開発をするだろう。しかしよくよく考えて頂きたい。介護ビジネスばかりに勤(いそ) しんで、外貨を稼ぐことはしないのに、食料の輸入ばかりしていると、どの様なことが起こるだろう。つまり急激な円安が進行し、極端な話し、海外 から輸入したキャベツが一玉10万円になるのである。更にこれらの状況を、詳しくシュミレートしてみよう。まず団塊の世代が老人となって、介護 を必要とするようになってくる。彼らは貯蓄はあるのだが、若者の人口が少ない為に、介護の手数料は高騰する。又、それらの報酬が高い故、若者は 輸出製品を生み出す努力をしなくなる。結果、デフレとインフレが同時進行し、キャベツの値段が10万円に上がると供に、老人の入浴手数料が1回 100万円に跳ね上がる。やがて若者は無価値になった円での支払いを受け入れず、美術品や希少品、工芸品や精密模型、或いは高級外車など、裕福 になった中国人相手に直接外貨が稼げるような、物々交換での支払いを求めるようになってくる。人々は工場廃水で汚染されていない僅(わず)かな 土地で、キャベツを作る農家の人達に頭を下げて、100億円の自動車とキャベツ1玉を交換してくれと懇願する・・・。 − と、まあ、このような ことが連想させる。本来ならば停滞している個人の貯蓄を投資に回し、早急に産業構造の転換を図るべきところだが、介護保険制度がある以上、それ も思うようにままならない。

そこへ彼らがやって来る。
あなた方を滅ぼす為に・・・。
最後の切り札を携えて・・・。
”死のカード”という最後の切り札を・・・。
そしてそのカードとは一体、何なのか。
それは後々、詳しくお話しするとしよう。




● 鈴木宗男氏のNGO排除問題

ところで唐突ではあるが、読者の方はアフガン復興支援会議なるものを、いつ耳にされたろう。それは私にとって、実に寝耳に 水のことだった。私は先のトピックで、彼らフリーメーソンの陰謀を、アメリカヤフーのBBSに書いていると述べていた。つ まり彼等が日本を生産国から戦時国へとシフトしようとしている今まさに、彼等の因縁(いんねん)を断ち切って、豊かな貯蓄 を新規事業に充てようと私は思っていたのだが、私の愛する国民よ。いや、あいすまぬ。き奴等に先手を打たれてしまった。本 来、彼等は為替を操作することで、日本を大恐慌へと導く手筈(てはず)であったのに、私がそれらの陰謀を、全てばらしてし まった為に、それが不可能と断念するや、今度は日本を議長国に祭り上げ、多額の援助を引き出そうというわけだ。日本の外務 省の官僚が、本年度の予算の結審を急いで通過させたのは、こういう理由があるのである。何ならその予算案の項目を、丹念に 調べてみられると良いだろう。見かけの上では人道援助の名目で、それらは全て、アフガニスタンに展開される、アメリカ軍に 流れるように、裏で仕組まれているはずである。要は、日本に儲けさせたその分は、そっくり返してもらおうというのだろう。 それと少し言い訳染みているかもしれないが、今度の私の不手際(ふてぎわ)には訳がある。というのも日テレとテレ朝がしつ こく私をつけまわし、尽(ことごと)くバイトの邪魔をする為に、思う様に身動きがとれないのである。ひょっとすると私はネ ット接続の通信料金さへも払えなくなるかもしれない。もし、そうなったら、国民よ。大変恐縮ではあるが、これからは自分の 力でそれらに対処して頂きたい。

しかし自民党と外務省の官僚は、一体、何という、とんでもないことをしてくれたのだろう。それでなくてもこの不景気な御時世 で、年間一万人以上もの自殺者が出ている現状なのに、そんな金を出す余裕が一体、どこにあるというのだろう。一体、どれほど の金を出すと彼らと密約したのだろう。恐らくこれらの人道援助で日本が強いリーダーシップを発揮することが出来たなら、常任 理事国入りも夢ではないと、日本の官僚に吹き込みでもしたのだろう。勿論、そんなことは口からでまかせ以外の何物でもないの だが。私の愛する国民よ。残念である。これで年間の自殺者は、一万人から二万人に激増することに違いない。つまり自民党と外 務省の官僚は、己の安寧(あんねい)と引き換えに、あなた方国民を彼らメーソンに売り渡したことになるわけである。その上、 森派が構造改革に茶々を入れ、それらを台無しにしたわけも、外務省の後ろ盾があったからに他ならない。

ここで一つの問題が持ち上がる。そもそもODAとは、政府開発援助の略であり、石油精製施設、製鉄工場、火力発電所、治水・ 灌漑(かんがい)施設など、発展途上国への初期投資の意味合いが強い。またこれらの施設は親米寄りの中東諸国に多いことが特 徴で、その精錬された石油や鉄は、自民党の口利きの度合いが強い日本企業に優先的に取り引きをする裏約束が、暗黙の了解とな っている。一方、NGOとは、非政府組織による民間の国際協力機関のことであり、これらは政治的な圧力から身を隔(へだ)て、 どちらかと言えば、真に生活に困窮しているイスラム諸国圏の難民に、自発的な人道援助を行なっている。故に現地の人のそれら 援助に対する印象は、ODAよりNGOに対する好感度の方が遥かに高いのである。そこでアフガン復興支援会議で日本から多額 の援助を引き出す場合、資金の流れの大半が、このNGO関連団体に引っ掛かってしまうという、厄介な問題が起こるのだ。出来 ればそれらを迂回(うかい)して、アフガニスタンのアメリカ軍や、親米寄りの中東諸国にそれら資金が流れるよう、メーソンに 操られた官僚が、鈴木宗男を利用して、NGOをアフガン復興支援会議から締め出したというわけである。

ここで鈴木宗男がその役に選ばれた理由は二つある。
一つは彼が上の言う事に従順な、イエスマンであったということだ。私はサラリーマンの経験は無いのだが、あれほど彼が嫌われ ているそのわけも、実際、サラリーマンが勤める会社の中で、丁度、ああいうタイプの人間が、上司の御機嫌を伺って、下に威張 り散らしているのだろう。ま、少なくとも 山崎 拓 の様なうさん臭い者にしてみれば、彼のような人物が自分の部下であったなら、 まず追い抜かれる不安を抱く必要はないはずである。彼をとっちめる方法に、対ロ外交を持ち出すのはあまりいい作戦とは言えな いが、官僚の言うことさへ聞いてれば、全て安泰(あんたい)に収まると思ったら、それはとんでもない間違いだ、という良い教 訓にはなったろう。
二つ目は彼を外務大臣にぶつけた場合、それで大臣が潰(つぶ)れればそれで良し、(なぜなら対中外交を断つことで、日本を海 外から封じ込め、意のままに操ることが出来るから。) 仮に鈴木宗男が潰れても、対露外交が全てオジャンになるわけだから、そ れならそれで儲けものだと彼らは思っていたろうが、まさか二人が同時に辞めてくれることになろうとは、願ってもないことだっ たろう。要は予算案が無事に通過するまでに、それら二人のドタバタ劇が、せいぜい国民の目を惹きつけておいてくれれば良かっ たわけで、メディアが好んで取り上げる、”宗男 VS 真紀子!!” とか、”角福戦争の再燃かっ!!” などの派手でけばけばし いタイトルは、ある種、カモフラージュ的な役割も果たしていたのである。

それとは別に、少し気になることがある。そもそも年間30兆円にも上る、あてもない国債の引き受け先はとこかと言うと、大半は 銀行ということになるのだが、リゾート開発の失敗を、国民の税金である公的資金で穴埋めするというのも、何ともおかしな話しで はないか。恐らくそれらの国債は、ODAの開発資金も含むだろうが、ここで注目すべきポイントは、それらが円建ての債権である ということである。銀行は経営の厳しい不況下で、バランスシート(貸借対照表・損益計算書 : 簿記を習えばいずれ勉強すること になる。簡単に言えば会社の家計簿みたいなものである。) の改善を図るべく、それら国債を外資企業に売り渡し、一刻も早く身 軽になりたいところだろうが、政府が必死でそれを宥(なだ)めているのである。つまり、それら中東諸国の諸設備が、本格的に稼 動を開始したならば、今の不況は一気に改善を果たせよう。故にもしも苦しくなったら公的資金を渡すから、それまで何とか持ち堪 えろというのである。また私はこれらの件に、宮沢喜一が一枚絡んでいるような気がするのだが、どうだろう。特に彼の場合、地元 の福山鋼管からの大きな集票があるだけに、是が非でもそれらに儲けさせたいところではなかろうか。

しかしそれにしても私が不思議に思うのは、彼らフリーメーソンは、莫大な資金を保有しているにも関わらず、なぜそれらの諸設備 を、円建ての債権で日本に投資させたのか。恐らくこれは、円が無価値となった円安の時期を見計らい、それらの債権をタダ当然で 買い上げて、円借款(しゃっかん)を全て肩代わりすることで、それら諸設備の経営権を、残らず握ろうとしてるのだろう。”夢と 陰謀は共に子供のファンタジー”、とあなた方は思うだろうが、それらを裏付ける兆候が、今現在、起きている。その一つがアルゼ ンチンの財政破綻である。ここはかつて日系企業が多額の投資をしていた土地であり、国内にもかなりの円が出回っているものと思 われる。もしアメリカがそれら債務の見返りに、政府の財を全て差し押さえしたならば、メーソン側にも多額の円が渡っていること は間違いない。また3月始めの急激な株の値上がりも、その大半の買い手は外国投資家なのである。言わば中東諸国におけるそれら 円借款を安く買い上げようとしたらなば、株を買い占め、円売りに出るのが良いわけだから、それらは彼らメーソンが、経営権を握 るという推測と、実に辻褄(つじつま)が合うことなのである。

日本の官僚と金融機関の各々方よ。私はあなた方にくれぐれも強く言っておく。もしもあなた方に債権をよこせと言う者がいたならば、 決してそれを拒んではならない。もしもあなた方が中東諸国の投資を当てにして、自民党の息のかかった企業を優遇し、彼らにしこた ま儲けさせ、そこへ天下りしようとする思惑に、いつまでも執着していると、彼らはそれら債権に止まらず、日本経済を破綻にすべく、 あらゆる手を尽くしてくるに違いない。故にいくらそれらを値切られて、安く買い叩かれたとしようとも、あなた方は全ての国債を外 資企業に売り渡し、早急に新規事業の掘り起こしに掛からなければならない。そもそもそれら大規模経営をする場合、知・財・心、共 に秀でた優れた人材が必要なのだ。しかし残念ながら今の日本にその様な人物は存在しない。もしも管理能力の無い者が、それらの経 営をしたならば、必ずや何処かに歪(ひずみ)が生じることになるだろう。しかしそれが彼らユダヤ人には出来るのだ。なぜならそれ が、彼らユダヤ民族3000年来の悲願に培われたものだからである。決して彼らと闘ってはならない。決して彼らと肩を並べようと してはならない。もしも彼らに手を出せば、あなた方はとてつもないシッペ返しを食らうことになるだろう。一刻も早く銀行の債権を 清算し、早急に財政収支を改善せよ。それが私があなたに送る、もっとも効率的なアドバイスである。






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